東京の緑

緑の効果

緑は、都市生活に潤いと安らぎを与え、にぎわいの場、魅力ある観光資源、災害時の避難場所や復旧・復興の拠点となるとともに、美しい都市景観を創出し、延焼防止などの防災性の向上、ヒートアイランド現象の緩和、生物多様性の保全など、都市活動を支える重要な役割を担っています。さらに農地は、新鮮な食料の生産の場や食育の場にもなっています。

身近にあるみどりは、私たちの暮らしを支え、豊かにしてくれます。

うるおいのある景色をつくる

みどりは、季節ごとにいろいろな景色をみせてくれます。
その景色は、私たちにうるおいを感じさせてくれます。

出典:篠崎浅間神社HP

コミュニケーションの場

みどりがつくる心地よい空間は、地域のさまざまな
活動が生まれる、私たちのふれあいの場になります。

地震などの災害から私たちを守る

みどりのある場所は、災害時の避難場所・防災拠点になります。
さらにまちで起こった火事が周りに広がることを防いでくれます。

レクリエーションの場

みどりであふれた屋外の空間は、運動やレクリエーションの
場となり、私たちの心と体の健康を育んでくれます。

私たちにとって大切なみどり。このまま減りつづけると、さまざまな問題が生じます。

吸収する二酸化炭素の量が減ってしまう

みどりは、二酸化炭素を吸い、酸素を出してくれます。
みどりが減ると、二酸化炭素が増えつづけ、地球温暖
化の原因になってしまいます。

涼しい場所が減ってしまう

みどりは、日差しをさえぎって、涼しい日かげをつくって
くれます。ビルや道路は熱をためるので、みどりの日かげ
が減ると、暑さを感じやすくなってしまいます。

出典:まちなかの暑さ対策ガイドライン改訂版(環境省)
生き物のすみかがなくなってしまう

みどりの中には、たくさんの生き物が住んでいます。
みどりが減ると、生き物たちは住む場所をなくして
しまいます。

豊かなみどりを守っていくためには、適切な管理が必要です。

暮らしの安全・安心とみどり

みどりを放っておくと、枝が伸びすぎたり、枯れてしまうことで、"信号や標識がみえにくくなる"  "木が台風などで倒れやすくなる"  "害虫が繁殖する"など、私たちの暮らしの安全・安心に影響を及ぼします。

出典:大阪府警察HP

みどりの手入れや植え替え

みどりを良好な状態に保ち、私たちの暮らしの安全・安心を守るには、普段からきちんと剪定や植え替えを行うことが大切です。

出典(左・中央):街路樹管理マニュアル(国土交通省)

『木の年齢と二酸化炭素吸収量』

木には、光合成で二酸化炭素を吸い、酸素を出してくれる機能があります。

しかし、歳をかさねていくと、二酸化炭素を吸う量が少なくなっていきます。